2023.12.22お知らせ コラム

【社会保険労務士法人LawFoxの社労士紹介パート1(犀川稔久)】

 本コラムでは、社会保険労務士法人LawFoxが大切にしている価値観や、大切にしている理念をご紹介しながら、当法人勤務の社会保険労務士である犀川稔久のご紹介をさせていただきます。

本記事は、NSW州へのサッカー渡豪を支援していただいていた、日豪フットボールアクションの2022年11月のインタビュー記事を基に編集しお伝えいたします。

引用元の記事は下記にございますので、ご興味がおありの方は、覗いてみてみてください。


 また、社労士業務とは直接関連はございませんが、社会保険労務士LawFoxでは、

人生目標を達成の為、時に孤独の道を自ら歩もうとしているすべての方々を応援して参ります。

「時に力強く、時に温かく、誠実に人と企業に対して向き合う。
 そんな社会保険労務士法人を目指しております。」


端書き

5歳から始めたサッカーを数多くのケガや挫折を経験しながらも、

26歳まで真剣に続けられたこと、海外サッカーに単身チャレンジし成功体験を困難の中でも築けた過去の自分自身が、今の自分を作り上げてくれているのだと強く感じております。

そのきっかけを与えていただき、豪州まで日本から応援に駆けつけてくれたり、日本に帰国後にも何度も記事をまとめてくれていた、日豪フットボールアクションの小林さんには感謝してもしきれません。

引用:日豪フットボールアクションHP(左:小林さん)

 また、オーストラリア生活やこれまでのサッカー人生、そしてサラリーマン時代にもサポートしていただいていた数多くの方々に対しても感謝をしてもしきれないことばかりです。

それでは前置きが長くなってしまいましたが、

私のオーストラリアからの遍歴がよくまとまっていた下記記事を引用いたします。

(ここからも長いのですが、申し訳ないです…)

写真:オーストラリアでの撮影


Q.日本に帰国してからのキャリアを教えてください。

日本に帰国後、人材領域の最大手リクルート社にて営業職に従事していました。

そこでは、既存顧客の採用課題の解決策や求める人物像を明確にし、そのためのソリューションとしてナビサイトの活用などの提案をしていました。

サッカーに関しては、怪我で引退をしてからは日本で全くボールに触ってません。(太りました。笑)

R社に入社後、8月の首都圏MVP、上半期の『全国最優秀新人賞』に選ばれ、僕の部署からは約10年ぶりの選出ということで、多くの方からお祝いの言葉をいただきました。

その実績が評価され、入社後最短でチームリーダーを任せてもらい、責任をもって働かせていただきました。

その後は紆余曲折をしながらも、経営について多くを学ぶため、経営コンサルタント会社に転職することを目指しました。

転職の際の会社選びの軸は、「経営に関して多くのことが学べる事」「人材(採用)の部分のみではなく財務、人材(組織として)、マーケティングなどに携われること」と決めていました。

そしてもちろん年収の部分もありました。

転職の結果、ステップアップとして全ての希望を満たす会社に就職することができ、非常に満足しています。

転職後の会社でも、社内テストを入社2週間(3か月後合格目標)でクリアし、独り立ち後の仕事も高評価をいただき、再度最短でプロジェクトリーダーとして約7億円規模のプロジェクトを任せていただきました。

直近では、社会保険労務士の試験を独学でクリアし、令和4年度の合格率5.3%の国家資格を取得することができました。

帰国後の約三年間で、多くの経験、変化があり、かなりのスピード感をもって様々なことにチャレンジすることができたと思います!

Q.日本で仕事に取り組むかなで、オーストラリアサッカー留学の経験が活きたことはありますか?

『目標設定、自己管理能力、主体性、狂気のスイッチを入れること(笑)』

プロサッカー選手として少なくないお金をもらいながらプレーすることで、自身の結果に責任を持つようになりました。

毎週のサッカのー試合にベストのコンデションをもっていき、当日にベストパフォーマンスを発揮することは、社会に出た後も目標達成までの道筋を描き、やりきるための重要な経験となりました。

海外では全て自分で管理しなければいけませんし、主体性を持って行動しなければチャンスは遠のいていきます。

Q.セカンドキャリアに進むにあたり、オーストラリアサッカー留学で得ておきたい経験やスキルはありますか?

英語の資格は取得したほうがいいです。(少なくともFCEレベル(CEFR B2レベル))

サッカーの挑戦で「サッカーを頑張っていました!」だけでは、社会でも通用するのかと疑問に思われてしまうこともあります。

なぜなら「サッカーは好きだからできたのではないか?」と企業の人事担当に感じられてしまうからです。

「サッカーが好きだから、辛い練習も怪我も乗り越えてこられたのではないか。」

「それが仕事となって、嫌なことでも再現性があるのか。」

「課題にぶつかった時にどのように乗り越えてくれるのか。」

人事が気にするポイントは良くも悪くもここです。

僕の場合、英語の資格を持っていたことが有利に働いたと考えています。

「苦手で全く分からなかった英語の勉強でも結果を残せた。」

「目標を達成するために必要なことを、目標から逆算して行動しやり切れた。」

サッカー以外のことでも、この様な目に見える実績が自身の体験として語れるようになっていれば、帰国後に職に困ることはないと思います。

逆にサッカーだけをやっていたとなると、帰国後に職探しで苦労する可能性もあります。

自身の行動に一貫した軸があり、その動機が明確で企業(仕事)でも再現性があるのか、ここを考えておくといいと思います。

Q.オーストラリア社会から日本社会へ生活様式が変わって苦労したことはありますか?

特にありません!

強いて言えば、英語に触れる機会が少なくなってしまったので、日本で英語学習を継続する大変さを感じました。

Q.オーストラリアでサッカーを続けていれば上のカテゴリーに行けたかと思いますが、就職を選び帰国したことに後悔はないですか?

全くありません!

僕のサッカー人生は怪我の連続で、怪我のタイミングも絶妙で、いつもあと一歩のところが届かなかったと感じています。

ですが、その経験は今に活かされていると実感しています。

逆にサッカーをやめてからの人生は、あと一歩の勝負を毎回ギリギリ取れています。

運がいい流れがいいと感じることが本当に多く、僕はサッカーの神様にはとことん愛されてなかったのかなと笑ってしまいます。

家系的にもビジネスや学問で成功している方が多いので、先祖に『お前はサッカーじゃない、早くこっちに来るんだ』と引っ張られていたんじゃないかとさえ思ってしまいます。(笑)

サッカーを続けていたとしても、幸せな人生があったと思いますが、サッカーをしていない人生も本当に多くの感情や経験を与えてくれるので、今はとても幸せに感じています!

Q.海外サッカーに本気で取り組むことで得られた重要なことをひとつ上げるとすれば何でしたか?

『自分の限界を超えること』

一つ上げるとしたらこれですかね。

自分の実力やサッカー以外でも、体力や可能性、知力や人とのかかわり方。

様々なことに自分自身で何となく感じているリミット、限界点があると思います。

何度も挑戦を重ねることによって、そのリミットを自分の意志で外すことができるようになった気がします。

「目標を決める時・決めた後」に限界を超えないと達成できないような目標だと感じた時には、自分の意思でこのリミットを外すことができました。

ゾーンに入るっていうような感覚です。(これが先ほど回答した「狂気のスイッチをいれること」です。笑)

結果として、自身で決めた目標、会社から与えられた営業目標はすべて達成してきています。

R社の高い営業目標やKPI(業務達成のための指標)を一度もショート(未達成)したことはありませんでした。

「大概のことはできる」といった確信のようなものが生まれ、それが自信として自分をさらに押し進めてくれます。

この限界点を超える経験を、何度自分で決めてできるか、その積み重ねが今の自分を作ってくれていると信じています!

Q.今後の日本での夢や目標を教えてください。

今後の目標は、事務所承継者として、多くのことにチャレンジしていくことです!

兼ねてからの目標・夢であった「親の事務所を引き継いでいくこと」「さらに大きく組織として拡大させていくこと」に取り組んでいくことができます。(社労士を取得することができたので)

私個人としては来年8月の中小企業診断士を必ず取得し、さらに事務所の可能性を広げていきたいと考えています。(2024年に1次を必ず取得します!)

法律家、士業、事務所運営を通して、サッカー選手のセカンドキャリアのロールモデルとなれるように、自分自身の成長を止めずに、走り抜けていきたいと思います!!

サッカー選手引退後の人生でも結果を残し活躍していくことが、少しでも海外サッカーにチャレンジしようと考えている選手たちへの後押しになることを願っています。

Q.最後にサッカーで海外にチャレンジしようと考えている(現在している)選手にメッセージをお願いします。

オーストラリアでの経験や本気でチャレンジしたことによって得られる経験は、日本社会でも必ず役に立ちます。

僕はオーストラリアにチャレンジした三年間が人生の分岐点であったとさえ思っています。

その理由は先に述べたように、自分自身で目的・目標を決め、何度も本気で挑んだ経験は、今後の長い人生の大きな財産となるからです。

短いサッカー人生。サッカーに関わりながらその後の人生も食べていけるのはほんの一握りです。

日本にいてサッカーを捨てきれず社会に出ることに躊躇している学生や、プロを目指して本気で取り組んでいるけれども漠然とした不安を感じている学生は、思い切ってチャレンジしていいと思います。

新社会人として得られることと、オーストラリアサッカーに本気でチャレンジして得られることに優劣はありません。

あるとすれば、自分が本気でチャレンジできること。

自分で将来のことを考え、そこに向かって本気でやりきることができるか、できないか。

どんな環境にあったとしても本気で挑戦できる選手は、将来的には何かしらの結果を残すことができる人材になれると確信しています!


 2022年11月22日の記事を基にほんの少しだけ修正を加えました。

約1年前の記事を自分自身でも振り返ってみましたが、やはり根底にあることは、自分自身で決め、目標を達成することの大切さ、そして成長するといった意欲が私を動かしているのだなと感じました。

直近の目標としては、中小企業診断士の取得、エグゼクティブコーチングのICF認定、

そして、2月に行われる、認定支援機関の実践研修と試験の合格を目指しております。

初めてのコラムということで長々と書いて参りましたが、

最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。

是非、今後とも社会保険労務士法人LawFoxをよろしくお願いいたします。